インタビュー「おれんじカフェにかける思い」―地域の集いの場となるまで―(第1回)

 

毎月のイベント情報で、てんのうだいおれんじカフェのご案内をさせていただいております。
今回はてんのうだいおれんじカフェの発起人であり、運営のリーダーを担っておられる田中信子さんにインタビューをしました。
2回に分けて送ります。

注:記事の中では、話の流れのなかで、オレンジカフェと言ったり、認知症カフェと言ったりしていますが、同じ意味です。なお、てんのうだいおれんじカフェは平仮名のおれんじを採用しています。

 

田中信子さん
略歴

田中さんはもともと、てんのうだいおれんじカフェの場となっているセントケア我孫子の営業所で平成16年の開設時より約10年間所長を務めてこられました。介護福祉士、介護支援専門員として現場の業務を担いながら、居宅介護支援(ケアマネ)、訪問介護、デイサービスの3部門のマネジメントをされてきました。
会社の規定に基づく定年退職後も、声をかけられ、現在はセントケア・ホールディング(株)の本部で顧問として勤務されています。

 

てんのうだいおれんじカフェ開設に込められた思い

「平成27年(2015年)に厚生労働省より新オレンジプラン(認知症施策総合戦略)が出されました。ときは認知症カフェ(注1)を呼んでいると思いました。もともと地域貢献をしたいという気持ちがあり、こういうことをやりたかったと思いました。前々から抱いていた思いとつながりました。」

 

「カフェの運営については、本を買って読んだりしてさまざまな事例から学びました。また、既に日本各地で行われていた認知症カフェに10か所以上足を運びました。地域包括支援センターがやっていたり、病院がやっていたりといろいろでしたが、定形のきまりはなく、どういうやり方をしても良いと思えるようになりました。認知症をキーワードに、元気な人も、認知症の人も、家族もみんなが垣根なく集える場と理解し、敷居を下げることで、みんなが気軽に相談に来れるような場づくりを目指そうと思いました。」

第1回は認知症サポーター養成講座を企画

「認知症サポーター(注2)養成講座の講師役であるキャラバンメイト(注3)でありましたので、平成27年12月開催の第1回目の認知症カフェ(オレンジカフェ)は認知症サポーター養成講座をやろうと思いました。」

 

「かつて、自分も認知症サポーター養成講座の受講者でした。そして、サポーターを100万人に広げていくとニュースで知りました。この裾野を広げていく役割ならば貢献できるかもしれないと思い、研修を受講し、キャラバンメイトになりました。」

 

「キャラバンメイトとして、地域の自治会で認知症サポーター養成講座をしてきました。そこで、地域の人たちが関心を持っていることを感じてきましたので、ここのオレンジカフェでも認知症サポーター養成講座を突破口にしたいと思いました。我孫子の営業所でケアマネジャーをやり、居宅介護支援、訪問介護、デイサービスの3部門の所長をして、人脈をつくってきたことが実を結ぶのではないかと思いました。」

講座の準備と地域への周知活動

「認知症サポーター養成講座に参加しませんか?みんなで助け合っていく地域にしませんか?―そういうお誘いのチラシを作り、自分でポスティングをしました。エリアの全域に1軒1軒チラシを入れました。」

 

「デイサービスの場所を利用することとしました。県などに問い合わせをしましたら地域活動は、デイサービスが終わった後なら良いと回答を得ましたので、17時からの開始となりました。」

 

「役所、地域包括支援センター、病院、居宅介護支援事業所など、自分の人脈のあるところにこういうのをやりますと伝えました。しかし、まだ、オレンジカフェのことが知られておらず、協力的な反応ではありませんでした。それでも地域の人たちのためにこれをやりたいと思い、一人来るか二人来るか分からないけれど、やってみますと言っていました。」

第1回てんのうだいおれんじカフェを開催しての手応え

「そしたら38人来ました。歩いて来られました。デイサービスのような送り迎えがないのに、自ら来られたということです。あのときの感動は忘れられません。私の手応えとして、地域の人は嗅覚で感じて、良いと思うことであるならば、寒い夕方でも自ら出向くということが分かりました。」

 

「(参加者の年齢は)60から70過ぎの方が多かったです。参加者からはこんなこと全然知らなかった、もっと早く教えて欲しかったと言われました。もちろん市は沢山発信していますけれど見ていないですね。つながりをつくりたいという参加者の思いも感じました。」

 

「ここは安心していい場所なんですねとも言われました。驚きました。そこで10年、介護の事業所として、訪問介護も、デイサービスも、居宅介護支援もやってきているのです。私たちとしては門戸を広げて、いつでもどうぞと思ってやっていたのです。でも、世間の人からすれば入ったことないですし、何をやっているか分からないのですね。」

 

「そして、来月どうするのですか?と質問されて、5人でも10人でも来てくれるならば続けて開催しようと思い、月1回第4水曜と決めて継続してきました。」

 

(第1回終わり)

 

編集スタッフより

地域の人の思いを引き出し、行動に結びつくさまがドラマティックに語られていると思いました。第2回もご期待下さい。

第2回目はこちら(↓)をクリックしてください。

インタビュー「おれんじカフェにかける思い」―地域の集いの場となるまで―(第2回)

 

(インタビュー・文:星野 周也)

  1. 認知症カフェは「認知症の人やその家族が、地域の人や専門家と相互に情報を共有し、お互いを理解し合う場」です。2013(平成25)年度に国の財政支援が開始されました。新オレンジプランでは、2018(平成30)年度からすべての市町村に配置される認知症地域支援推進員等の企画により地域の実情に応じ実施と(認知症カフェに関する)目標が新設されました。← 出典:認知症カフェ実施状況|厚生労働省のサイトより
  2. 認知症サポーターは、認知症について理解し、認知症の人やその家族を温かく見守り、支援する応援者です。平成17年(2005年)度に厚生労働省が開始した「認知症を知り地域をつくる10ヵ年キャンペーン」の一環で、認知症サポーターを全国で100万人を目標に養成すると謳われています。← 出典: 「認知症サポーター」100万人達成及び「認知症サポーター100万人達成記念報告会」の開催について | 厚生労働省のサイトより
  3. キャラバン・メイトは認知症サポーターを養成する「認知症サポーター養成講座」を開催し、講師役を務めていただく人です。キャラバン・メイトになるためには所定のキャラバン・メイト養成研修を受講し登録する必要があります。← 出典:認知症サポーターキャラバンとは?| 全国キャラバン・メイト連絡協議会が運営する認知症サポーターキャラバンのサイトより

 

【御礼】オフ会報告

 

Cafést Online編集スタッフのSです。

オフ会

3月1日(金)に「認知症Cafést Online」の生誕1年を記念して、オフ会・交流会を行いました。(⇒ 「☆イベント情報☆ オフ会・交流会ー認知症Cafést Online生誕一年記念ミニカフェ―」
総勢10名(うち外部3名)で意見交換・情報交換を行いました。

趣旨

カフェストでのコミュニティを活性化させるべく、生の声に触れよう(「マーケティング」と心の中だけでは言わせてください。失礼しました。)という趣旨でスタートしました。「やってみなければ分からない」という実験の要素もありました。

 

自分たちがホスト役になり、リアルな場で、対面でお話をさせていただくということで、やはり普段感じることのない緊張が生じましたが、人の目、社会の声を意識させられ、自分たちのあり方を反省させられる場になりました。
また、内部のメンバー間でも相手の考えていることであったり、準備の際の行動特性であったりを知る機会となりました。

注:弊社内が「オフ会をやるんですか?」とざわつきました。これも隠れた効果だった(笑)と思います。

次回に向けて

まずは「やってみた」段階ですが、次回以降は、少し的を絞って、お誘いしたり、会の内容を企画したりしたいと思っております。
オフ会開催の暁には、お越しいただければ幸いです。
この度は誠にありがとうございました。

意見や感想の一部紹介

  • ツイートの記事一覧を見ると予防に寄り過ぎている印象がある。予防に振り切って記事を書いていくのかどうか?
  • われわれの世代(30歳~50歳前半)は認知症といってもイメージできないのではないか?
  • 認知症になるのはある程度仕方ないと思っている。予防は完全にはできないと思っている。
  • 高齢者施設に入居してくる高齢者のご家族の関心は、既に認知症にかかっている高齢者の認知症の進行の予防である。
  • BPSD(認知症の周辺症状や行動・心理症状と呼ばれる)の軽減に関心があるのではないか?
  • 今、まさに、認知症ケアで困っている人たちに、こうやったら楽になるなどの情報は価値があるのでは?
  • あたまの健康チェックは、地域向けのイベントの集客ツールとして使えるのか?
  • あたまの健康チェックはAIスピーカーで実施できるようになったら良いと思う。
  • 認知症の家族や、認知症ケアをしているスタッフに役に立つ記事を書くというのは開設当初の目的の1つであったが、実態は変わってきてしまっていると思う。
  • 今、自分も親の介護を経験していて、悩みを語り合えたり、共有できたりする場を探している。カフェスト内でも掲示板のようなものを設けたらどうかと思ったことがある。
  • 和やかな雰囲気で楽しい時間だった。
    (終)

 

 

注:会場にはカフェストの記事執筆に関連した書籍を並べ、手に取って見ていただけるようにしました。

 

 

ME-BYOフェスタ~日本大通り~

 

本日は認知症Cafést Online編集スタッフのKが、Editor’s Tweetをお届けします!

ME-BYOフェスタに参加

先日、カフェストでイベントのご案内をしましたが、3月17日(日)に日本大通り県庁前でME-BYOフェスタに参加してきました。
当日は、 『あたまの健康チェック®』の体験コーナーを担当させて頂きました。とても大盛況で列が途切れることなく1日が終了しました!

『あたまの健康チェック®』

当日は大変多くの方にお立ち寄り頂きました。また約50名の方が実際に『あたまの健康チェック®』を体験して頂きました。時間の関係上、今回受けることが出来なかった方もいらっしゃいましたが、今後もイベントでの出展をしていきますので、その際はコチラでお知らせいたします!

ME-BYO BRAND

『あたまの健康チェック®』は今月3月、神奈川県が認定する「ME-BYO BRAND」に認定されました。「ME-BYO BRAND」とは神奈川県が優れた未病関連の商品やサービスを認定する制度で、認知機能スケールとしては初めての認定を受けました。

注:ME-BYOブランドロゴです。「ME-BYO BRAND」として認定するされた商品に使用できます。詳しくは参考のページ(後述)をご確認ください。

 

今後も、認知症予防に深い関わりのある記事を取り上げていきたいと思いますので是非注目してください!!

 

 

☆☆イベント情報☆☆ オレンジカフェ(春日部)

 

こんにちは、認知症Cafést Online編集スタッフのSです。
ここでは地域での認知症関連のイベント情報をご案内します。

 

今回は埼玉県春日部でのオレンジカフェ(認知症カフェ)のご案内です。オレンジカフェは認知症の人やその家族、地域の人や専門職など誰もが気軽に参加でき、相談や情報交換ができる場です。

 

 

オレンジカフェ(認知症カフェ)

 

開催日
3月28日(木) 14時~15時30分
場所
小規模多機能 ふくしのまち春日部
埼玉県春日部市金崎982-1(地図
料金
無料

申込は不要です。時間内であればいつでも参加可です。
どなたでもお気軽にお立ち寄りください!

問い合わせ先

春日部市第8地域包括支援センター(TEL:048-746-5190)

 

 

春は認知症の症状が悪化する?

 

こんにちは。認知症Cafést編集スタッフKよりケアのヒントをお届けします。

木の芽時(コノメドキ)

3月から4月にかけての季節を、「木の芽時(コノメドキ)」というのをご存知でしょうか。
木の芽や虫たちが冬を終え、動き出す季節。
実はこの時期は、昔から「身体的・精神的に一番バランスを崩しやすい時期」と言われています。

 

理由のひとつは春の安定しない気温の差です。ずっと低かった気温が急に温かくなったり、また寒くなったりと、身体にとってストレスになります。それにより自律神経のバランスが崩れ、精神的に不安定になってしまいます。

認知機能の季節差

ある海外の研究は高齢者の認知機能に季節差があることを示しています。その研究では、認知症の有無にかかわらず、高齢者において夏と秋に認知機能が高まるが、冬と春に認知機能が低下するとの結果でした。 (注1)

木の芽時には認知症の方にどんな症状が現れるか?

では、木の芽時には認知症の方にどんな症状が現れるでしょうか?

  • 落ち着かない
  • 怒りっぽい、イライラする
  • 室内外を歩き回る
  • トイレの回数が増える

 

対策―自律神経のバランスを崩し、精神不安定になったとき―

食材

リラックス効果やストレス解消につながる栄養素が豊富な食材を食べましょう!これは認知症の本人に対しても、介護をしている方に対してもあてはまります。
→タラの芽、タケノコ、キャベツ、新たまねぎ等でスープなどはいかがですか♪

心と体の衣替え

これからの季節、認知症の症状が進んだように見えて、本人もそのまわりの人も不安や苛立ちを感じることもあるかもしれません。「今は木の芽時だから、衣類の衣替えをするように、心も衣替え(リフレッシュ)をしよう!」心の衣替えとは春に備える、心も体も春仕様にしていくというような意味です。

 

5月になれば(特に東京についてですが)、温度は高すぎず低すぎず、湿度も乾燥しすぎず、蒸し過ぎずの快適な気候になります。(注2)
「木の芽時を過ぎれば、きっと楽しい春がくる!」そう思って、ゆっくりと過ごしましょう!(終)

 

 

<認知症Cafést内関連記事>

春の低気圧には注意せよ!―自律神経のバランスを整えるケア―

<参考>

 

高麗人参と認知症

 

こんにちは、認知症Cafést編集スタッフのクロです。
寒さも和らぎ、春らしい陽気になってきましたね。

高麗人参と認知症

本日は高麗人参と認知症の関係について紹介します。
まず、高麗人参は日常の食卓に並ぶことは非常に少ないのではないかと思います。私自身は地方(関西)出身で、お正月の雑煮に入っているため毎年目にするのですが、このとき以外では目にすることはありません。

高麗人参は多量のサポニンを含む

高麗人参にはサポニンという栄養成分が多量に含まれています。
サポニンは大豆などの豆類やゴボウなどにも含まれているそうです。
サポニンには血小板の凝集を防ぎ、血栓を溶かす作用があるため、脳血管性認知症に対する効果があると考えられます。

高麗人参はアミロイドβタンパクを分解する

高麗人参には、血糖値を正常に保つ作用があり、手が回らなくなったインスリンを補佐し、アミロイドβタンパクの分解を促進することが報告されているそうです。

注:アルツハイマー型認知症はアミロイドβたんぱくが脳に蓄積してくことが原因とされています。アミロイドβたんぱくはインスリン分解酵素で分解されます。血糖を下げるために必要なインスリンの量が多くなると、インスリン分解酵素はインスリンの分解で手一杯になり、アミロイドβたんぱくの分解にまで至らず、蓄積していくことになります。

高麗人参はアミロイドβタンパクの増加を防ぐ

アミロイドβタンパクが何によって増加するかについての知見を1つ紹介します。
東京大学とスタンフォード大学の共同研究では、アミロイドβタンパクが蓄積された神経細胞に光で刺激を与えたところ、アミロイドβタンパクが2倍に増加したと報告されています。これは、ストレスによる神経細胞の興奮がアミロイドβタンパクを増やすことを示唆しています。
高麗人参には、精神安定作用があることから、ストレスによる興奮を抑えて、アミロイドβタンパクの増加を防ぐと考えられます。

さいごに

あまり食卓には出ることの少ない食材にはなりますが、スーパーなどで買い物をしている時に見かけたときは少し気にされてみてはいかがでしょうか。

<参考>

 

 

 

☆☆イベント情報☆☆ てんのうだいおれんじカフェ(我孫子)

 

 

こんにちは、認知症Cafést Online編集スタッフのSです。
地域での認知症関連のイベント情報をご案内します。

 

千葉県我孫子で開催される『てんのうだいおれんじカフェ』のご案内です。「みんなで地域を支え合える住みよいまち作り」がこのオレンジカフェのコンセプトです。毎月第4水曜日に開催しています。

 

 

 

てんのうだい おれんじカフェ

 

開催日
平成31年3月27日(水) 17時~20時
場所
セントケア我孫子デイサービス(千葉県我孫子市天王台4-5-1 シャトー天王台1F)
内容
ロコモシンドロームを予防しよう!
講師
匠グループ 鍼灸あんまマッサージ師 轟 幸治 氏(轟氏の講演は17時15分~18時半)
料金
500円(軽食、飲み物付き)
持ち物
上履き

 

どなたでもお気軽にお立ち寄りください!
お好きな時間に、お一人でも、グループでもお気軽にご参加ください。
(18時半~食事会)

問い合わせ先

田中/090-3427-7466
馬場/04-7181-7580(セントケア我孫子デイサービス)

 

 

白内障の早期治療は認知症リスクを低下させる!?

 

こんにちは。認知症Cafestオンライン 編集スタッフのマツです。

突然ですが、私は1月末までの2年間、病気療養のため実家に戻っていました。
今年2月から再び一人暮らしを始めましたが、先日、約1か月ぶりに帰省しました。今回はそのときの話です。

 

母と白内障

実家には母が独居しています。母は1年ほど前に難病のため意識不明となり、その際主治医から「脳にダメージが残るかもしれない」と言われていました。意識が戻って在宅復帰後も、「白内障がひどくなっちゃった」と言い、少しぼーっとした状態でした。

 

母はこの1か月の間に白内障の手術を受けていました。電話でその報告はもらっていたのですが、その時の口調がいつもより少しはっきりしているというか、明晰さが増しているように感じており、今回の帰省で実際に母に会えるのをひそかに楽しみにしていました。

術後に激変した母の様子

そして実際に母と顔を合わせると……やはり依然と比べて母の明晰さが増していました。
以前は単語やものの名前が出てこず、こちらが助け舟を出さないと思い出せないことが多かったのですが、今回はものの名前を忘れても、自力で思い出すことができていました。

 

私は実家からの帰路の中で、視覚が衰えると認知症になるリスクが増大するという話を思い出していました。
前述の通り母は認知症ではありませんが、「視力の低下=脳への刺激の低下→脳の活動量の減少→認知症リスクの増大という図式があるのだろう、母はそれを実体験して私に見せてくれたのかもしれない」などと考えていました。

 

まとめ

この記事をご覧の方の中にも、白内障などで視力が低下している方もいらっしゃるかと思います。
白内障は多くの場合、比較的に簡単な手術で直すことができます。
白内障の早期治療で認知症になるリスクを低下できますから、迷っている方はぜひ眼科にご相談ください。

 

 

和田行男さんと注文をまちがえる料理店

 

こんにちは、認知症Cafést編集スタッフの星野 周也です。

 

つい先日、和田行男さんの講演会に行ってきました。
和田さんは30年以上介護の世界に関わり、『大逆転の痴呆ケア』などの本も出されています。
フェイスブックで講演の情報が流れていて、キャッチしました。

注:イベントの情報は広報すぎなみNo.2248 平成31年2月15日付で確認できます。講師名の「和田行男」、テーマ名の「認知症になる僕たちへ」で検索してみてください。

認知症予防の2つの段階

和田さんはユーモアを交えながら、「自分は認知症になりたい」、「認知症になるためにはどうすればよいか?」という視点で語り始められ、会場の雰囲気を和らげてから、改めて、認知症の定義について説明されました。

 

「認知症の原因疾患は多数ある。認知症とは原因となる疾患により引き起こされる生活の支障などの状態だ。」

 

聞きなれた定義ではありますが、和田さんはここから認知症予防には2つの段階があることを導かれました。

①病気にかからないこと(原因となる疾患にかからないこと)
②病気にかかっても生活に支障がこないようにすること

 

この予防の説明にはハッとさせられましたね。

認知症は病気か?状態か?

政府広報オンライン「もし、家族や自分が認知症になったら知っておきたい認知症のキホン」を見てみると、1番目の見出しが『1.「認知症」ってどんな病気?』と書かれています。
したがって、ここでは認知症は病気と捉えられています。つまり、アルツハイマー病、レビー小体病、脳梗塞などの疾病(神経細胞が死んだり、働きが悪くなったりする)と、それにより引き起こされる状態(日常生活や社会生活の支障)を分解せずに、病気と丸めて理解をする言い方と思います。こういう言い方や見方は確かにあります。

 

一方、病気と病気によって引き起こされる状態とを区別して理解する見方も習ってきました。もっとも、和田さんが提示された②の視点について、具体的には、記憶障害、見当識障害(時間や季節感の感覚の障害)、理解・判断力の障害の程度が重くても、生活に障害がなければ認知症でないとどこまで言い切れるか、そしてそのことを認知症予防と言ってよいのかについて、教科書的な正解はすぐには確認できませんでした。しかし、介護の仕事をしてきた人間として②の視点―病気にかかっても生活に支障がない―は忘れてはならないだろうと思います。

ナン・スタディ

「認知症は病気か?状態か?」について、和田さんは、長谷川和夫先生からこういう話を聞いたと紹介をされたのですが、ナン・スタディのことと思い当たりました。

注:長谷川和夫先生についてはこちらのツイート記事「長谷川和夫先生から引き継がれているもの」を参照してください。

 

ナン・スタディとは、アメリカの修道女678名を対象とした研究で、修道女が亡くなった時に脳を解剖させていただき、アルツハイマー病を発病していたか、認知機能はどうだったのかについて検討をしています。

 

岩田淳(東京大学医学部附属病院 神経内科医師)先生がある記事で、ナン・スタディについて次のように解説をされています(注1)。

アルツハイマー病の病理学的所見が非常に強くても、大して認知機能に異常がなかったという人はたくさんいたし、アルツハイマー病の病理学的所見がほとんどなくても、結構認知機能が低下している人がいるのです。

 

この結果からは、和田さんのご説明のとおり、病気(脳の病理)と状態とが区別できることが示唆されます。

認知症予防は疾患にならないことか?生活に支障をきたさないことか?

先日、開催された認知症Cafést生誕一年記念オフ会・交流会で、「記事が予防に寄り過ぎていないか?」とのご意見を頂いたことを思い出しました。ここでの予防は①の意味での予防、すなわち、病気にならないことです。しかし、病気にかかった後の視点、具体的には、脳の病気にかかり認知機能の障害が現れ始めてもそれ以上の進行を予防するという視点や、認知機能の障害があっても安心に暮らせる(日常生活や社会生活に支障がない)という視点についてはあまり書かれていないのではないかというのがご意見の趣旨でした。

 

それゆえ、和田さんの整理がストンと響いたのだと思います。宿題(いわゆる「予防」―病気にかからないという意味での予防―に寄るのか否かなどのスタンスを明確にする)を課されたと思っています。

注文をまちがえる料理店

和田行男さんは「注文をまちがえる料理店」というプロジェクトの実行委員長をされておりまして、このお店についても講演の後半でお話しされていました。注文をまちがえる料理店は、ホールで働くスタッフが全員認知症である「注文を間違えてもお客さんが笑って受け入れてくれる」をコンセプトとするレストランです。

 

このコンセプトの料理店が、2019年3月4日、5日に厚生労働省で、臨時にオープンしたというニュース『「注文をまちがえる料理店」厚労省に 認知症スタッフ元気よく」』(毎日新聞。各地に広がるこの動きのきっかけをつくったのが、和田さんが実行委員長を務めるプロジェクトであったと思います。(注2)(注3)

「一生懸命やった上での失敗は受け入れられる。」

ホールで働くスタッフが認知症の方ならば注文を間違えたりなどの失敗もあるかもしれない。その上で和田さんは「一生懸命やった上での失敗は受け入れられる」と言われました。素敵な言葉だと思いました。
和田さんの言葉で言えば、「一生懸命やっていることを一生懸命支える」のが「注文を間違える料理店」プロジェクトです。

 

このように、失敗をしてくれても受け入れてくれる寛容な社会であるならば、認知機能に障害がある人であっても、日常生活や社会生活に支障がない―認知症が予防された―社会、すなわち、認知症ではない社会、認知症にならない社会と言えるかもしれません。

さいごに

ここから何を学ぶべきか。ズレないに越したことはないけれども、(私自身が)ズレていても本気で生きたい、一生懸命生きたいものだと思います。そうでなければ一生懸命を生きている人を支えるとは簡単に言えないのではないかと私個人は思います。

和田行男さんの情報(おススメのページです!)

「人間はめっちゃおもろい! 和田行男」 (大起エンゼルヘルプ採用サイト)

注:和田さんは現在(株)大起エンゼルヘルプでグループホーム・デイ・認知症デイ・ショートステイ・特定施設・小規模多機能型居宅介護を統括されています。

<参考>

 

 

 

☆☆イベント情報☆☆ やさか町オレンジカフェ

 

こんにちは、認知症Cafést Onlineイベント情報担当スタッフのSです。
ここでは地域での認知症関連のイベント情報をご案内します。

 

今回は『やさか町オレンジカフェ』のご案内です。
このカフェは認知症の人や介護をするご家族の居場所となるとともに、医療・介護の専門職と、お茶を飲みながらお悩み事などのご相談に応じます。

 

 

 

 

やさか町オレンジカフェ

 

開催日
3月15日(金) 13時30分~15時30分
場所
セントケア八坂東 小規模多機能
静岡県静岡市清水区八坂東二丁目7-1
料金
無料(飲み物付き)
『コグニサイズ』と懇談が今回のカフェの内容です。
どなたでもお気軽にお立ち寄りください!

問い合わせ先

セントケア八坂東(TEL: 054-371-5960)

 

 

☆☆イベント情報☆☆ オレンジカフェふじみん

 

 

こんにちは、認知症Cafést Online編集スタッフのSです。
ここでは地域での認知症関連のイベント情報をご案内します。

 

今回は『オレンジカフェふじみん』(埼玉県ふじみ野市)のご案内です。

 

 

おれんじカフェふじみん

 

開催日
3月13日(水) 14時~16時
場所
福祉の街 グループホーム鶴ケ岡(埼玉県ふじみ野市鶴ケ岡3-19-84)
料金
100円(飲み物付き)
問い合わせ先
高齢者あんしん相談センターつるがまい(TEL:049-256-6061)
注:高齢者あんしん相談センターはふじみ野市での地域包括支援センターの名称です。

 

どなたでもお気軽にお立ち寄りください!

 

オレンジカフェふじみんは、認知症になっても住み慣れた地域で安心して過ごせるよう、認知症の方やその家族、地域住民などが集い、交流する場です。
コーヒーやお茶を楽しみながら、日々の悩みを相談したり、顔なじみの関係を築きながら、気軽に安心して過ごせる場所を一緒につくっています。

 

是非一度、足を運んでいただければ幸いです。

 

 

認知症✖映画 Part2 「ぼけますから、よろしくお願いします」

 

こんにちは、認知症Cafést Online編集スタッフのUです。

「ぼけますから、よろしくお願いします」

昨年10月に認知症を題材及び認知症関連の映画を紹介(「認知症✖映画」)しましたが、個人的にはとても気になるドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします」を紹介させてください。

公式サイトから

「ぼけますから、よろしくお願いします」公式サイト

 

監督・信友直子さんは、ドキュメンタリー制作に携わるテレビディレクター。
公式サイトには次のように書かれています。

2016年9月にフジテレビ/関西テレビ「Mr.サンデー」で2週にわたり特集され、大反響を呼んだ。その後、継続取材を行い、2017年10月にBSフジで放送されると、視聴者から再放送の希望が殺到。本作は、その番組をもとに、追加取材と再編集を行った完全版である。娘として手をさしのべつつも、制作者としてのまなざしを愛する両親にまっすぐに向けた意欲作。

 

上映終了してしまっている所もありますが、これから上映するところもあるみたいです。

<認知症Cafést内関連記事―映画に関するツイート―>

  1. 映画監督が語る認知症介護のコツ
  2. アメリカ発の音楽による認知症ケアについて

 

レビー小体型認知症とは

 

こんにちは。認知症Cafést Online編集スタッフのマツです。

 

認知症と聞くとアルツハイマー型認知症を思い浮かべる人が大半だと思いますが、比較的に新しく定義されたものにレビー小体型認知症があります。
今回はレビー小体型認知症について、アルツハイマー型と比較しつつご紹介します。

NHKの「ガッテン!」でも取り上げられます!

レビー小体型認知症は、明日(2019年3月6日)、NHKの「ガッテン!」でも取り上げられるそうですよ。実は先取りでありました(笑)。

 

神経にたまるゴミ

長年暮らしていると家の中にゴミがたまるように、私たちの脳や神経細胞にもゴミのような物質がたまります。この物質の中で認知症に関係するのがβアミロイドレビー小体です。

 

βアミロイド

βアミロイド(アミロイドβとも)は脳内で作られるたんぱく質の一種で、主にアルツハイマー型認知症を引き起こす原因だと考えられています。
βアミロイドは健康な人の脳にも存在し、通常なら睡眠時などに分解・排出されます。しかし何らかの原因で脳細胞にβアミロイドが蓄積すると、その毒性が脳細胞や神経線維を傷つけると考えられています(アミロイド仮設)。
βアミロイドの蓄積の仕組みはまだ詳しく解明されていませんが、加齢や疲労によってβアミロイドの分解・排出のメカニズムに問題が生じるからだと考えられています。

 

レビー小体

私たちが体を動かしたり食事をしたりできるのは、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニン、アセチルコリンといった神経伝達物質が、私たちの体に無数に張り巡らされている神経細胞を通じて、脳の指令を体に伝えているからです。
レビー小体はその脳や神経細胞内に現れる円形の異常な構造体で、αシヌクレインという特殊なたんぱく質からできています。このレビー小体が脳の下の方にある脳幹に多くあらわれるとパーキンソン病の原因となり、脳の表面の大脳皮質にまで現れるとレビー小体型認知症の原因となります。
このレビー小体は神経伝達物質を分泌する神経細胞に特に現れ、神経細胞の変性・脱落を引き起こしますが、その詳しい原因はまだわかっていません。

レビー小体型認知症の症状と特徴

レビー小体型認知症の症状には、アルツハイマー型認知症に似たものとパーキンソン病に似たものとがありますが、以下が特徴的な症状だと言われています。

 

  1. 幻視(実際には見えないものが見える)
  2. 認知機能の変動(その時々による理解や感情の変化が激しい)
  3. パーキンソン症状(歩行など動作の障害)
  4. レム睡眠行動障害(大声での寝言や行動化)
  5. 自律神経症状(立ち眩みや寝汗、便秘など)

 

アルツハイマー型認知症との違い

同じ認知症といっても、アルツハイマー型認知症では物忘れや徘徊などの特徴が目立つのに対し、レビー小体型認知症では上記のような特徴的な症状が目立ちます。特に1.については

  • 本人もその奇妙さを認識しているにも関わらず、ありありとした幻視を見る
  • 幻視として現れるのは主に小動物や人であり、わらわらと現れる場合が多い

といった特徴があります。

 

パーキンソン病との違い

同じレビー小体が原因であることもあり、レビー小体型認知症の症状はパーキンソン病のそれとよく似ています。最初にパーキンソン病と診断されていたのに後から物忘れの症状が出てきたことでレビー小体型認知症と診断されるというように、レビー小体型認知症では、最初は記憶障害が目立たない場合もあります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
レビー小体型認知症もアルツハイマー型と同様に、明確な予防方法や治療薬は登場していません。
しかしアルツハイマー型であればβアミロイドの蓄積を抑えるべく、深い睡眠、生活習慣の見直し、マインド食、コグニサイズのような運動など、今からでもできる予防策はあります。

 

また、レビー小体型の場合でも、抗認知症薬(アリセプトなど)や抗パーキンソン薬の投与で、症状の進行を緩やかにすることは可能です。

いずれにせよ早期発見・早期治療が大事ですので、関心を持ち続け、最新の知識を仕入れるように努めたいものです。

 

☆イベント情報☆ 日本大通りME-BYOフェスタ&RUN伴(横浜)

 

こんにちは、認知症Cafést Online編集スタッフのSです。
3月17日に横浜市中区の日本大通りで行われるイベントのご案内です。

 

【3月16日追記】
日本大通りME-BYOフェスタは予定通り開催されますが、Run for SDGs Yokohamaについては延期となった報告がありました。
ME-BYOフェスタは開催されますので、ぜひ足をお運びください。

日本大通りME-BYOフェスタ

開催日時
平成31年3月17日(日)
開催場所
日本大通り 県庁前区間(約130m)

みなとみらい線日本大通り駅2番出口を出てください(1分)。

内容
この日、この時間、神奈川県庁前の日本大通りは歩行者天国となっており、来場者は、さまざまな出展者が提供する未病改善の商品・サービス(動脈硬化指標測定、血管年齢測定、筋肉量測定等)を体験することができます。
主催
神奈川県
お問い合わせ
神奈川県政策局ヘルスケア・ニューフロンティア推進本部室 未病産業グループ
TEL.045-210-2715

未病とは何か?―神奈川県発の取組ー

「未病」とは、健康と病気を2つの明確に分けられる概念として捉えるのではなく、心身の状態は健康と病気の間を連続的に変化するものと捉え、このすべての変化の過程を表す概念です。未病改善とは病気ではないけれど、健康でもない状態のときに、健康に近づけるための取組と考えてよいのではないかと思います。

 

未病並びに未病産業は神奈川県発の概念です。
神奈川県では、来る超高齢社会の到来に備え、この「未病の改善」と「最先端医療・最新技術の追求」という2つのアプローチを融合した取組みを進めております。

<参考>未病産業についての神奈川県の説明

未来産業の創出

(神奈川県のホームページから)

出展します!

セントケア・ホールディング(株)も「未病」の考えに賛同し、未病産業研究会の会員になっています。
この日は「あたまの健康チェック」 (対話式で行う簡易認知機能検査)を来場者に体験していただきます。

ついでに、同時開催のRun for SDGs Yokohamaの情報です!

この日、日本大通り駅を挟んで、反対側で、健常者と障がい者の方がゴールで喜びを分かち合うことを理念とした複数のランニングイベントが同時に開催されています。

 

認知症の人と一緒にランニングをしてタスキをつなぐ体験を通して、誰もが暮らしやすい地域づくりを推進する活動である「RUN伴」もこのイベントに参画しています。
詳しくは下のページを参照してください。

<参考>

RUNTOMO+ Yokohama 2019 -RUN for SDGs Yokohama-

場所は下の写真を参考にしてください!

 

 

生活環境が変わる季節

 

この4月より生活環境がガラッと変わる予定のCafést編集スタッフのMがお届けします。

家族と離れての新生活をスタート

仕事の関係で家族と離れての生活をスタートさせる予定です。
生活が変わると色々と注意をしなくてはいけないことも増えてきますが、年齢的に特に健康的な生活を意識しなければいけないと思います。生活習慣の乱れは様々な病気や認知機能低下の大きな要因になりますから。

今、考えている健康的な生活習慣のための取り組み

「外食ばかりになってバランスの取れた食事が出来ない」
意識しないと絶対にこうなるため、例え自炊をしないにしても、バランスの取れた食事の摂れる定食屋を探そうと思います。
「適度な運動を行う」
これは一人暮らしになることで時間が出来、散歩など体を動かす機会が増えるかと思っています。知らない街を歩くのは大好きです。
「ストレスをためない」
家族と離れて暮らすことがストレスとならないように、慣れるまでは、LINEのテレビ電話でコミュニケーションを取り、月に1~2回の帰省を楽しみたいと思っています。

 

「良い歯科医を見つける」
これは忘れてはいけない大切なこと。

歯科の定期検診

5年位前から歯科に定期検診に行くようにしています。それまでは歯の痛みや被せものが取れたなど、何かあってからの受診でしたが、自分の強い歯を持っておくということは、「食」「脳への刺激」「運動」「社会参加」・・・全てにおいて重要です。
このEditor`s Tweetで、Kさんの「ガムで認知症予防!」という記事でも歯の大切さが書かれています。
また、以下のページを見ると歯科医に定期的に通う大切さが良く分かります。

<参考>

オーラルフレイル 当てはまるものはありますか?

(公益社団法人 日本歯科医師会のホームページより)

さいごに

新生活に向けての準備真っ只中の方も多いと思います。新たな環境を楽しみましょう!

 

『認知症のささえ』が「第5回少額短期保険大賞」を受賞

 

こんにちは、認知症Cafést編集スタッフのSです。

『認知症のささえ』が少額短期保険大賞を受賞

認知症に備える少額短期保険『認知症のささえ』が第5回少額短期保険大賞を受賞したというニュース(←リンクあり)が入ってきました。

注:賞状を持っているのはセント・プラス少額短期保険株式会社の坂本英一郎社長です。

 

セント・プラスとエーザイの共同開発

『認知症のささえ』はセント・プラス少額短期保険株式会社と製薬会社のエーザイ株式会社が共同で開発した商品です。

 

『認知症のささえ』がどういう商品なのか、どんな魅力があるのかについて、昨年、セント・プラス少額短期保険株式会社の坂本英一郎社長にインタビューをしています。
また、坂本社長からご紹介いただき、エーザイ株式会社の日比野泰章部長にも話を伺いました。
インタビュー記事も、ぜひ読んでみてください。

 

詳しい内容・お問い合わせは
認知症に備える保険 「認知症のささえ」サイトへ

 

 

 

ガムで認知症予防!

 

本日は認知症Cafést Online編集スタッフのKが、Editor’s Tweetをお届けします!

歯の健康と体の健康

先日、歯の健康と体の健康という記事を読みました。
口は健康の入口」や「口は健康のバロメーター」などと言われているように、オーラルケアはとても重要です。

虫歯になるのも非常に良くないですが、それ以上に注意しなくてはいけないのが、『歯周病』です!虫歯や歯周病で歯を失う事で、『認知症』のリスクが高まるとの事です。

認知症と歯の本数についての研究

東北大大学院の研究グループが認知症と歯の本数に関しての研究を行ったところ、残っている歯が少ない人ほど、認知症になりやすいことが明らかになったそうです。
歯と認知症に関しての研究は他にも多く行われています。

ガムで認知症予防!

ガムをかむことで、血流が脳におくられるようになり、脳が活性化されます。もちろんガムだけではなく、しっかり噛むという事が重要なことです。

 

今後も、認知症予防にも深い関わりのある記事を取り上げていきたいと思います。今後も是非注目下さい!!
みなさん、元の記事のリンクも貼りましたので、読んでみてくださいね!