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AIを活用した認知症スクリーニングについてー韓国のSKテレコムとソウル大学が共同で発表ー

 

本日は認知症Cafest Online編集スタッフのKが、Editor‘s Tweetをお届けします!

韓国のSKテレコムとソウル大学が共同で発表

今月2日、韓国の大手通信事業者であるSKテレコムがソウル大学と共同で、AIによる認知症スクリーニングの研究を行うとの発表がありました。

 

SKテレコムによると、AIとの10分程度の会話によりリスク判定を行うとの事です。

原理は、健康な人と認知症患者では、声帯を通じる際の音声に変化がありその違いをAIが検出する仕組みのようです。

参考:会話音声からAIで認知症診断 – SKテレコムとソウル大学(著者は“TOKYO analytica”氏|The Medical AI Times 2020年11月4日

 

今後は、会話のみではなく顔認証や血圧、心拍数など様々な付加情報を併せて研究精度の向上を目指しているそうです。

 

SKテレコムは先月には5G・VRを活用した認知症の早期発見サービスについても発表

SKテレコムは、先月にも、釜山(プサン)大学病院、スタートアップのルックシード・ラボと協約を交わして、5GとVR、AIを組み合わせて認知障害を早期に発見するプログラムを、今月から提供すると発表しております。

 

釜山認知症安心センターを訪れる高齢者らが、VRヘッドセットをかぶってパズルと記憶力ゲームなどをすれば、機器のセンサーが生体信号を分析して認知能力を検査することになる。

参考:SKT、5G・VRを活用して認知症の早期発見サービス(著者は李建赫氏|東亜日報 2020/10/23

 

バーチャルな空間で、検査を行うということなのですね。
韓国からのこのような動きは今後、目が離せませんね。

韓国での認知症の人の人数

韓国では認知症の方が約788,000人(2019年)おり、今後10年で約136.1万人に達するとも言われており、これらの研究の推進が期待されています。

これから大学病院や認知症安全センターによる審査の精度向上を計画しているとの事で、今後の進展に期待しています。

 

 

<参照元>

SKT, 서울대학교 의과대학과 AI 기반 치매 선별 프로그램 개발|SKテレコムのサイトから

SKTとソウル大、AI活用の認知症診断|NNA ASIA アジア経済ニュース 2020/11/4

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