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点字で認知症予防

 

 

今回初登場となります、認知症Cafest Online編集スタッフのマツです。 既に当サイトには認知症に関する様々な記事がUPされていますが、なるべく私独自の視点から記事をお届けしたいと考えております。 どうぞよろしくお願いします。

 

実は私は全盲のため、点字を使用しています。 そこで初投稿となる本記事では、点字と認知症予防についてお届けします。

 

点字とは

点字を簡単に説明すると、以下のような特徴があります。

 

点字と認知症予防

① 指先への刺激

点字を読むときには、紙の上に浮き出た凸点に指の腹で触れ、その点の並び方を文字として認識・読み取ります。 このため、特に指先の圧点から脳の触覚野・視覚野への情報伝達が盛んになり、脳の活性化が期待できます。

 

② 左右の反転

点字は、読むときには活字と同じく左から読みますが、書くときには紙を裏返して裏から書くため、右から書きます。 また、点の並び方も左右が逆になります。 点字の読み書きには、このような左右の反転を瞬時に行う必要があり、やはり脳の活性化が期待できます。

 

以下は点字の50音のあいうえを、読む側(表)から表現したものです。

そして以下は、同じ文字を書く側(裏)から表現したものです。

 

社会参加と脳への報酬

様々な点字書籍の作成は、全国各地の点訳ボランティア皆さんの活動によって支えられています。 本記事で紹介したような点字を手書きする点訳の他、パソコンと点字専用のプリンターを利用した点訳など、ボランティアの活動内容も多岐にわかります。 このようなボランティア活動に参加することで、社会とのつながりを保つことができるとともに、「誰かの役に立つ」という行為自体が脳への報酬となり、やはり脳の活性化が期待できます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。 認知症予防として脳の活性化と社会参加を行いつつ、誰かの役に立てる点訳活動。 皆さんもこの機会にぜひ始めてみてください。

 

 

 

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