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とあるグループホームでの出来事

 

こんにちは、認知症カフェスト編集スタッフのmimiです。

 

先日、弊社内のグループホームを訪問した際に心に残った会話がありましたので、シェアさせて頂きたいと思います。

 

とあるグループホームでの出来事

 

訪問した施設は、とても落ち着いた空気が流れていました。

 

介護保険法上での人員基準どおりにスタッフ配置をしているのですが、そうすると日中はお客様9名に対しスタッフ2人。実は、必要なケアをするだけでもバタバタしてしまう可能性も高いのです。
※弊社では基準以上の人員配置を推奨していますが、日本全体の人手不足の流れが関東では顕著にみられます。

 

お客様も、軽度の方が多いわけではなく、半数以上が重度の方とのこと。
そのような状況にもかかわらず、とても穏やかな空気が流れていて、午前中もお昼ご飯前に1時間レクリエーションをして、午後は体を動かすレクリエーションをするなど積極的に活動を取り入れているそうです。

所長に秘訣をお聞きする

 

“穏やかで安心する雰囲気を保っている秘訣はなんですか?”と所長にお聞きしたら

 

 

所長のまっすぐな思い―人と人が相対すること―

 

認知症のかたとともに生きるのは、人と人が相対すること。
沢山知識を得て頭で理解していても、実際に接すると難しいこともたくさん起こります。

 

それでも、一つ一つの事象に振り回されるのではなく、お客様の生活、人生の終盤をどう楽しいものにできるか。
その視点を持ち続け、そして仲間と助け合えれば難しく思えた壁も乗り越えられる。
所長のまっすぐな想いが伝わってきました。

 

新しく入ったスタッフさん、2年経った今では大活躍。そして「新人のあの時言ってもらったことがわかるようになりました!」と言ってくれているそうです。

 

 

 

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