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最新の研究知見―認知症と腸内環境―

Scientists Working in the Laboratory

 

こんにちは、本日は認知症Cafést Online編集スタッフのKがお届けします!

2019年1月30日に英国科学雑誌「Scientific Reports」に掲載された知見―認知症と腸内環境―

 

先日(と言うか一昨日!)、国立研究開発法人 国立長寿医療研究センターが久留米大学バイオ統計センターとの分析により『認知症の有無によって腸内細菌の組成に違いがある』との研究発表を行いました。

 

認知症の有無で腸内フローラを比較した所、認知症でない方はバクテロイデスと呼ばれる常在菌が多いのに対して、認知症の方はバクテロイデスが少なく、種類の不明な腸内細菌が多いとの事でした。
今後は東北大学との共同で食事・栄養の観点からも調査を進めていくそうです。

注:国立長寿医療研究センターの今回の報告に関するページ(後で<参考>にてリンクをつけています。)にある説明資料の中から画像を取得しました。

 

認知症Caféstの記事でも『食と認知症予防』の記事が多くありますが、私たちが普段口するものが腸内環境や脳へ影響する可能性があることが最近の研究でも進んでいます。
今後、認知症予防に直接的につながるような成果が見られることを期待したいです。

<参考>

もの忘れセンターの佐治直樹副センター長らが、もの忘れ外来の受診患者さんから検便サンプルを採取・解析して、 腸内細菌は認知症と強く関連することを見出しました

(国立研究開発法人国立長寿医療研究センターのホームページより|ホーム>もの忘れセンター>ニュース&トピックス平成31年2月1日付)

 

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