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認知症予防は若いころから

People in the street

 

こんにちは、Cafést編集スタッフのマツです。

中高年以下の世代は認知症予防という視点に興味が薄い?

少し前の話になりますが、3月1日にCafést開設1周年を記念したオフ会を開催しました。
そこで参加者から出た意見の中に中高年以下の世代はどうしても認知症予防という視点に興味が薄いというものがあって、それがずっと心の底に引っかかっています。

 

「家族が認知症であればいざ知らず、自身の認知症という面ではどうしても自分事としてはとらえづらい」という意見は、きっとその通りなのでしょう。何しろ、私自身がそうでしたから……。
しかし、いくつか気になる記事を見つけたのでシェアします。この記事を読んでも、あなたは認知症予防を他人事として感じるでしょうか?

 

たばこ×お酒で一気に加速
10年で12歳分の脳老化

大量飲酒に喫煙が重なると認知機能の低下が大幅に加速するようだ。英国の公務員を対象にしたホワイトホール2(WH2)研究の報告から。 追跡対象は年齢45~69歳(中略)。たばこやアルコールの消費量について質問し、追跡期間中の10年間に認知機能テストを3回行った。その結果、たばこを吸い、かつ大酒を飲む人は、非喫煙者で適度にお酒をたしなむ人より、36%も認知機能の低下速度が速かった。研究者によれば「同じ10年の間に、2歳余計に年をとったのと同様の影響が生じる計算になる」。20歳でたばこと酒を覚えたと仮定して、飲み方次第では実年齢60歳にして70代の認知機能の維持も怪しいことになる。このほか同じ喫煙者でも、飲酒量に比例して認知機能の低下が加速することも明らかになった。

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嫉妬はわが身に仇をなす
アルツハイマー発症リスクが上昇

スウェーデン・イェーテボリ大学の中高年女性を対象とした研究で、嫉妬深い女性はアルツハイマー型認知症(AD)発症リスクが高い、という結果が報告されている。
同研究は1968年にスタート。スウェーデン在住の800人の女性(研究開始当時の年齢は38~54歳:平均年齢46歳)を対象に、38年間にわたり追跡調査を行ってきたもの。(中略)
38年間の追跡期間中、153人の女性が認知症を発症し、このうち104人がADを発症した。また、ストレス反応の有無や性格検査に基づくデータとクロスしてみると、「罪悪感を持ち、怒りや不安、嫉妬、不機嫌」などに陥りやすい「神経症的傾向」で内向的な女性は、最もAD発症リスクが高いことが示された。該当女性の4分の1がADを発症していたのである。
一方、外交的で神経症的傾向がない女性の発症率は13%にとどまった。また、単純に外交的、あるいは内向的であるだけではADの発症率に差は生じないことが示されている。

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予防できる認知症、9つの要因=英論文

認知症の3件に1件は、生活習慣など生涯を通じて脳の健康のために意識的に行動することで予防できる――。英医学誌ランセットにこのほど掲載された研究が指摘した。 (中略) 研究では、人生の過程で頭を使うことによって蓄えられる「認知的予備力」が、脳が損傷した時にも、いかに機能を維持するのに貢献するかを調べた。 中等教育を修了しないのは大きなリスクで、論文の著者たちは、大人になっても学び続ければ脳の「予備力」を増やせる可能性が高いと述べている。 また、中年期に聴力が低下すると、周囲から通常受け取るたくさんの情報が得られなくなり、社会的にも孤立し、うつになる可能性が高まる。これも認知症のリスク要因としては予防が可能だという。 研究のもう一つの大きな指摘は、心臓に良いことは脳にも良いという点だ。 禁煙や運動、健康的な体重の維持、高血圧や糖尿病の治療は全て、心血管系の病気やがんだけでなく、認知症のリスク低下にもつながる。

BBC News

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
認知症の予防には、やはり若くて健康な頃からの意識と行動が大事なようです。

 

さて、ここでクイズです。私はこの記事を書きながら、いったい何本のタバコを吸ったでしょう(汗)。

 

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