Site icon 認知症 Cafést online

こんにゃくがアルツハイマー病発症予防に有効

 

本日は認知症Cafést Online編集スタッフのKが、Editor’s Tweetをお届けします!

こんにゃく

今回は『こんにゃく』についてご紹介いたします。
こんにゃくは超低カロリー&食物繊維が豊富で、「お腹の砂おろし」や「胃腸のほうき」などと呼ばれ、グルコマンナンという水溶性食物繊維による整腸作用があることでも有名です。最近では、パスタなどの麺類、米類の代わりに使用され、ダイエット食としても活躍しています!

 

こんにゃく芋由来セラミド経口投与のマウスに対する効果

そんな『こんにゃく』ですが、最近の研究でアルツハイマー病発症予防に有効との発表がありました。北海道大学大学院先端生命科学研究院産業創出部門の五十嵐招聘客員教授、湯山特任准教授らの研究グループは、植物(こんにゃく)由来のセラミドがアミロイドβ(ベータ)ペプチド(Aβ)蓄積を軽減させることが疾患モデルマウスを用いた実験で発見したと発表しました。

 

具体的には、脳内でアミロイドβ(ベータ)が過剰に発現しているマウスに対して、こんにゃく芋から精製したセラミドを2週間経口投与する試験を実施したところ

 

・大脳皮質や海馬領域でアミロイドβ濃度の減少

・大脳皮質や海馬領域でアミロイド斑の減少

・海馬領域でシナプス障害の抑制

・短期記憶の改善

 

という結果が得られました。

 

アミロイドβを取り除けば、認知症の症状が改善するという立場に立つ研究ですね。

 

同グループは、今回の結果から、認知症予防目的の機能性食品素材や新薬開発につながる可能性があると発表しています。今後さらに、ヒト介入試験による植物性セラミドの認知機能改善効果の検証を実施していく予定とのことです。

 

 

Exit mobile version