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認知症の方の入浴拒否について

 

 

こんにちは、本日は認知症Cafest Online編集スタッフのKがお届けします!
今回は、認知症の方の入浴拒否についてです。

 

介護をされている方は誰もが経験したことがあると思います。
しかし認知症の方が入浴を拒んでしまうのには、何かしらの理由があります。

 

しかし、認知症の症状によりその理由を上手く伝えることが出来ず、お互いに困ってしまう場合があります。
理由を知り、その方に合った対応策を見つけて支援が出来るように、入浴を拒んでしまう理由と対応策を紹介します。

 

 

【入浴を拒んでしまう理由】

① 体調が万全ではない

 

(対応策)

体調を整える
痛みのある部分や症状を聞き取ります。
空腹や満腹も、体調不良の原因になります。
主治医へ連絡
便秘などが疑われる場合は、状況に応じて主治医に
相談しましょう。

 

② 不安や心配事がある

 

(対応策)

話を聞く
不安や心配を取り除くために話を聞きましょう。
認知症だから…と諦めてしまうのではなく、原因を見つけ、それを取り除くためにどうすればいいかを考え、入浴が楽しみになるよう、声掛けや対応をしていきましょう。
身近な人に相談を
ケアマネジャーや利用している施設の職員、訪問介護のヘルパーさんなどに相談し、一人で抱え込まないようにしましょう。

 

③ 環境が違う

 

(対応策)

その人に合ったペースを
「こんな時間から風呂には入らない!」「もっと落ち着いて入りたい」
それは、ご本人様の想いです。介護する側のペースではなく、ご本人様の意思を尊重し、入浴の環境を整えましょう。

 

 例)「今は風呂には入らないよ」と拒まれる場合

 →今までは庭の手入れをしてからの入浴を日課とされていたので、ご自身の
  ペースで入浴したいのでは…?と、植木の水やりをした後に入浴を勧めて
  みたところ、スムーズに入浴され笑顔も見られる。

 

入浴とは、親しみ深く、生活に快適さ・潤いをもたらす重要な行動です。
入浴によって得られる効果には、様々なものがあります。

 

【入浴のもたらす効果】

清潔の保持

 

安眠効果

 

健康効果

 

リラックス・気分転換

 

入浴は、保清やリフレッシュ効果など多くの良い効果がありますが、
ご本人にとって入浴をすることが難しい状況になることもあります。
そんな時は、無理に入浴をさせるのではなく、
どうしたら入浴をできる環境になるのかを考えることが重要です。

 

 

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