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VRパズルアドベンチャーゲーム「Sea Hero Quest」は認知症診断ツール

Family having fun with VR simulator

 

こんにちは。
宴会が続き、12月末のダイエット目標を達成できず肩身の狭い思いをしているCafést Online編集スタッフのHです。

Sea Hero Quest

3か月ほど前にVRヘッドセットのOculus Goを購入し、様々なVRコンテンツを楽しんでいますが、最近こんなVRソフトウェアを見つけました。

 

「Sea Hero Quest」

注:このソフトウェアを紹介しているQuartzの記事はこちら→ Dementia is difficult to spot early. Researchers think VR can help.

 

“Sea Hero Quest” はアメリカで第二位の通信キャリアであるTモバイル社が、Alzheimer’s Reasearch UK、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン、イースト・アングリア大学、およびゲーム開発会社 Glitchersに協力を仰ぎ、「認知症診断に役立つモバイルアプリ」をコンセプトに開発されたものだそうです。

認知症診断に役立つモバイルアプリの中身は?

ゲーム自体は、海や陸に点在しているアイテムを手がかりに、プレーヤー自らが乗る船を操縦してゴールまでたどり着くという比較的シンプルなものですが、「空間認知能力と短期記憶能力の衰えを計測し、認知症の早期発見につながるデータを取得」できるようです。

 

但し、ここでデータを取得する目的は「自分が認知症であることを計測できる」というよりは、健康な人のデータをたくさん集めて、それをアルツハイマー患者の視空間認知能力と比較することで、早期認知症の兆しをとらえる研究に役立てたいということのようです。

 

このゲームが画期的なのは、プレーヤーが2分間のゲームをすることで従来の科学実験5時間分のデータが得られるようで、例えば10万人の人が一人あたり2分間プレーすれば、過去50年間分のデータを集めることができるのだそうです。
ちなみに現在300万人を超えるゲームユーザーがこのゲームをダウンロードしているようです。

 

VRヘッドセットをお持ちの方はそれほど多くはないかと思いますが、スマホでもプレーが出来るようですので、ご興味ある方は年末年始是非トライしてみていただければと思います。

アプリへのリンク

 

それでは皆様、良いお年をお迎えください。

 

 

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