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熱中症予防 ~暑さに負けないからだづくり~

Watering

初出:2018年7月20日|最終更新:2020年7月21日

 

 

夏場になると熱中症の話題が多く聞かれます。
特に高齢者や認知症の方は熱中症に気づかず、対処が遅れ、生命に関わることもあります。正しい予防方法を知り、暑さに負けないからだづくりを心がけましょう。

 

高齢者が「熱中症」になりやすい理由

①汗があまり出ず、体温が下がらない
※気温35℃の環境下では、65歳の体温は、25歳の人よりも0.3℃も高いという調査結果もあります。
②体内の水分量・水分摂取が少ないため、脱水になりやすい
※通常体内の60%が水分ですが、高齢者の場合は50%~55%と少なくなります。
③暑さを感じにくい
※暑さ、寒さを感じにくくなり、気づかないうちに体温が上昇することで、体内の水分も失われてしまいます。

こんな症状があったら注意!!

 

熱中症予防のために

【行動編】

  1. 意識して「水分」をこまめにとりましょう!※スポーツドリンクだと尚可
  2. 出かける時は、帽子をかぶる、日傘をさす等、直射日光をさけましょう!また、こまめな休憩を心がけましょう
  3. みんなで協力し、呼びかけあいましょう!※高齢者や子供については、周囲の協力も大切です
  4. 扇風機やエアコンを使用し、室内環境を整えましょう!

【食べ物編】

旬の野菜・果物を食べましょう!
旬の野菜や果物にはその時期必要とする栄養素が豊富に含まれています。 汗が大量に出ると、水分やミネラル分が不足するため、ミネラルを多く含む野菜や果物がオススメです。

 

きゅうり:利尿作用のあるカリウムを比較的多く含んでいます。

 

とうがん:カリウムやビタミンCを多く含むため、夏バテやむくみに効果的です。

 

すいか:水分が90%、残り10%にカロテン、ビタミンC、カリウムが多く含まれます。利尿作用や夏バテ予防に◎

 

トマト:「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われるほど、多くの健康効果を持つ緑黄色野菜です。

熱中症はどこで起こる?/ 周囲の人と声をかけあう

熱中症は外でばかり起こるわけではありません。
以前のCaféstの記事でも取り上げましたが、高齢者の熱中症の29.5%もの方が自宅で発症したとの結果もあります。
周囲の人と声をかけあって、お互いの予防を促し、夏を乗り切りましょう!

(終)

 

 

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