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ブレデセン博士監修の「リコード法」サプリメントが日本上陸

 

「リコード法」―米国発のアルツハイマー病予防のプログラム―を開発したブレデセン博士監修の認知機能支援サプリメント(注:以降、本記事では「リコード法」サプリメントと略する)が、日本語で購入できるサイトが出来たとの情報を得ましたので、共有します。

「リコード法」サプリメントの日本語購入サイトのURL

https://www.recodejp.com/

 

注:画像は上記URLより取得しました。

ブレデセン博士が「世界一受けたい授業」に出演予定

また、今週の土曜日(11月30日)に、ブレデセン博士がテレビ番組「世界一受けたい授業」に出演するという情報を得ました。

「リコード法」に関する当サイトの記事はアクセス数が多い

認知症Caféstにおいて、リコード法に関する以下の記事はよくアクセスされており、世の人の関心の高さを感じておりますので、私たちとしてもインプットを重ねていきたいテーマです。

 

米国発アルツハイマー病予防法のリコード法と食事① 概論

米国発アルツハイマー病予防法のリコード法と食事② オリジナルから日本版へ

リコード法!?~アルツハイマー病 真実と終焉~

コメント①―サプリメントの効果をどう考えるか?―

サプリメントの効果を語るには、現段階では慎重でありたいと思います。ネットでアクセスして確認できることは限られておりました(2019年11月27日時点)。

 

そもそも、上記の「リコード法」サプリメントの日本語購入サイトに書かれているとおり、
リコード法は、以下の特徴を有するものです。

 

・アルツハイマー病の原因は36の要因によるものであると解明し、個人の症状に応じて対策をとることができるオーダーメイド型治療プログラム

・主な原因物質である「アミロイドβ」の除去という従来の治療法ではなく、複数ある「アミロイドβ」の産生原因への対策というアプローチを基にした専用プログラム

 

リコード法は、(少なくとも)「36の要因」があり、「複数の原因へのアプローチ」をするものですので、それらを網羅する一つのサプリメントがあるとは思えません。

 

実際に、「リコード法」サプリメントの商品一覧のページには11個のサプリメントが掲載されており、その1つ1つに「認知機能向上」、「抗炎症反応を促進」、「血糖値安定」、「解毒作用」など端的に機能がラベル化して提示されています。ですから、今の自分に何の機能が必要なのかを知り、該当のサプリメントに当たらなければならないのではないかと思います。

コメント②―在野でリコード法を熱心に研究している人たちの声―

在野で熱心に研究している人たちの声が貴重な情報収集源

グーグル検索をしてみてもアクセスできる情報が限られているなかで、在野(注:大学などの公的な研究機関の所属ではないという程度の意味で使用しています。)でリコード法を熱心に研究(勉強、情報収集)して、フェイスブックやブログで発信されている方々がおり、貴重な情報収集源になっております。

 

このリコード法サプリメントの購入サイトのことも、「リコード部(リコード法実践)」というフェイスブックのプライベートグループのページより情報を得ました。

 

その他、サプリメントの効果の検討にあたっては以下のサイトも参考にしました。

 

Alzhaker(若年性アルツハイマー病の母を持つアラフォー男性のブログ。大量の医学論文等を読み込み、進行を初期にとどめているという。サイトでは情報系闘病ブログと自らを位置付けられている。「アルツハッカー」で検索できる。)

BFLクリニックのホームページ(リコード法を専門とするクリニック)

これらのサイトやSNSではサプリメントの効果はどう語られているか?

リコード法認定医の齊藤信子氏(上記で挙げた「BFLクリニック」院長)は、「リコード法の基本検査を行って、それぞれ個人に適した予防法を行うのが、本当のリコード法」と言われております。

 

そのうえで、

 

サプリメントはそのごく一部であって、主として食事や運動、ストレス対処、睡眠の改善、そしてホルモン状態の改善などがとても大切なのです。サプリメントはそれらの次に来るものだと、診療してつくづく実感しています。

 

と言われています。

 

Alzhakerという情報系闘病ブログでは、
リコード法の本来のプログラムは、

 

1.リコード法の検査を行う

2.認知症リスク因子を特定

3.リスク因子、検査値に応じた治療を行う

4.追跡調査と治療の最適化を繰り返す

 

としたうえで、「(何もしないくらいならば)まずはサプリメント摂取を」という趣旨の発言もされています。
「(サプリメントは)スターターキット」と言われていますが、効果を実感して、モチベーションを持っていただいたうえで、リコード法の本格的な始動につなげていただきたいというのがその趣旨です。

 

「まずはサプリメント摂取」、「スターターキットとしてのサプリメント」という観点での手順は以下のように書かれております。

 

1.すべての認知症発症リスク要因へ応急処置をする。

2.一定の改善によってやる気を取り戻す。

3.やる気が維持されている間に、患者と介護者がリコード法を学ぶ。

 

この手順には、「これらのサプリメントを始めた後、必ず後から検査を行って必要なものを加えるもしくは不要なものを削るという手続きを行ってほしい」という注意書きがついておりますが、ここは重要な点と思います。

注:「アルサプ認知症回復プログラム アルツハッカー・リコード法サプリメント概要 | Alzhaker」に基づき、まとめました。

 

齊藤信子氏の見解と、Alzhakerというブログの見解で共通しているのが、「検査に基づき、個人に適したサプリを選ぶ」という点です。「サプリ」は「治療」に置き換えても同じことであろうと思います(「個人に適した治療を選ぶ」)。

コメント③―忘れてはならない「ケトフレックス12/3(トウェルブスリー)」―

SNS(「リコード部(リコード法実践)」)では、

 

ケトフレックス12/3の食事、ライフスタイルを実践した上でのサプリメントと思っています。

 

との投稿もありました。
確かにそうではないでしょうか。忘れてはならないのが「ケトフレックス12/3(トウェルブスリー)」です。

 

米国発アルツハイマー病予防法のリコード法と食事① 概論」に一度、まとめてますのでご確認いただきたいですが、こちらでも、「ケトフレックス12/3」のキーワードを中心に復習致します。

③-1「ケトフレックス12/3」のケト(ケトーシス)

・ケトーシスは脂肪の分解

・ケトーシスを促進する(炭水化物ではなく脂肪をエネルギー源とする)ためには、「低炭水化物食」が必要

③-2「ケトフレックス12/3」のフレックス

・フレックスは緩やかな菜食主義(flexitarian diet)

・ブレデセン博士は「深緑から鮮やかな黄色やオレンジなど、できるだけ彩り鮮やかな野菜」を進めている

③-3「ケトフレックス12/3」の12/3(トウェルブスリー)

・12/3は空腹時間

・夕食から次の日の朝食まで12時間空けることと、夕食から就寝まで3時間空ける

終わりに

アクセスできる情報は限られていると申し上げたものの、ネット上では、誠実に情報収集して、発信されている方々がいらっしゃいます。
「お墨付き」の情報が限られている(というのは言い過ぎかもしれないですが…)状況で、試行錯誤のインプット及びアウトプットを倦まず弛まず(たゆまず)継続されていると思います。大きなヒントや示唆にあふれています。勇気ももらえます。

 

読者の方におかれましては、これらの情報を手掛かりにしつつ、納得や腑に落ちる状態を目指して、インプットを進めていただきたく思っています。(終)

 

(文:星野 周也)

 

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