Site icon 認知症 Cafést online

ソーセージとジャガイモの組み合わせで認知症リスク?!

 

こんにちは、認知症Cafést編集スタッフのmimiです。

某ニュースサイトを眺めていたら、衝撃的な見出しが飛び込んできました。

ポテトとソーセージの組み合わせは危険 認知症リスク増加

出典:gooニュース2020年6月7日付|日刊ゲンダイDIGITALからの転載記事(著者は医者の石原藤樹氏)

 

いやいや、これからの季節、ビールにソーセージにフライドポテト・・・最高の組み合わせですよね!
そんなウキウキに水を差すようなこの見出しは、読まずにいられません。

 

今年の神経学の専門誌に掲載された論文に、フランスで12年以上続けられている住民研究の結果が報告されています。それによると、ソーセージやベーコンなどの加工肉と、ジャガイモなどの芋類や、お菓子などを組み合わせる食生活を続けていると、その後、認知症になるリスクが増加していました。これはこうした食品の組み合わせが悪いという可能性とともに、こうした食品を多く食べていると、健康に良い野菜や雑穀、魚介などの食品を食べる機会が少なくなることも影響していると考えられます。

 

記事を読むと確かに、ジャンクといえばジャンクですね・・・

 

ちなみに記事内の神経学の専門誌は、アメリカ神経学会刊行の医学誌「Neurology」。フランスボルドー大学の研究員サミエリ氏による研究です。

マインド食、地中海食との関連は?

気になったので、認知症予防に効果があるといわれるマインド食や地中海食の観点から見て、加工肉・ジャガイモ・お菓子の組み合わせがどうなのか推察してみました。

マインド食では?

 

出典:認知症予防に効く!?マインド食|当サイト

 

かろうじてジャガイモは「△その他の野菜」として積極摂取に分類されるものの、加工肉、揚げ物、スイーツは軒並み控えたい食品に分類されています。

地中海食では?

~地中海食の定義~

□植物性食品(果物、野菜、パン、その他の穀物製品、豆類、種実類)が豊富

□加工度を最小限にとどめた、季節折々のその地域で育てられた新鮮な食品を使う

□典型的なデザートとして新鮮な果物を食べる

ただし、お祭りの日にはナッツ類、オリーブオイル、精製した砂糖または蜂蜜でできた菓子類を食べる

□油脂類の主たる摂取源としてオリーブオイルを用いる

少々か適量の乳製品(おもにチーズとヨーグルト)を食べる

□卵の使用は週に4個未満

□赤身肉の使用はまれであり、少量

□少々か適量のワインを普通は食事とともに飲む

出典:地中海食のおかげでスペインが世界最長寿国になる!?|当サイト

 

こちらを見ても、地中海食の定義に当てはまるものは一つもありません。

 

論文のリリース記事(注:参考にもリンクを貼ります)を見ても、認知症のない人は肉を食べる際は、果物や野菜、魚介類などのより多様な食品を組み合わせているとあるので、マインド食や地中海食ほど厳密ではなくとも、多様な食品を組み合わせるということが鍵のようです。

まとめ

ビールの美味しくなる季節、おつまみにはサラダやナッツも追加して、気持ちよく頂きましょう!

 

 

Exit mobile version