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平成の30年を経てスマホに声で入力をする時代へ

 

こんにちは、認知症Cafést編集スタッフのSです。

Googleに「今日の天気は」と話しかけると、天気を教えてくれる

今はGoogleに「今日の天気は」と話しかけると、現在地の天気を教えてくれます。
私たちの話した言葉を認識する音声認識技術が発達したことで、声で検索キーワードを入力して、検索結果を表示させることができます。

介護記録を声で入力する取り組み

そういう技術を活用して、介護記録を声で入力する取り組みが、
私たちの現場でも始まっています。
「お部屋で横になられています」、「フロアで穏やかに過ごされています」などスマホに話しかけ、それをスマホが認識して文字に変換させて記録にするという流れです。

介護現場のスタッフ向けの研修にて

声での記録の方法に関する、介護現場のスタッフ向けの研修を最近、担当させていただいております。

Zoomでのオンライン研修

コロナ禍で介護現場に出向くことはできませんが、Zoomで研修を行うことができます。つい先日は東京から近畿や中部の介護事業所とZoomでつないで、スタッフ向けに研修を行いました。
便利ですね。Zoomでオンライン研修を行うとは一年前には考えられなかったですね。

「音声入力をしたことありますか?」

さて、研修では、はじめに、(iPhone搭載の「Siri」や、Androidスマホの「Googleアシスタント」を用いて)「音声入力をしたことありますか?」と聞きます。ほとんどのスタッフががないという回答です。
もっとも、実は私もスマホに話しかけて入力するというのは、この業務に携わるまでやってみたことはなかったです。

 

スマホとガラケー

中には「スマホを触ったことがない、ガラケーを使っています」というスタッフもいます。
「いやいや、スマホの登場はつい最近のことですから気になさらずに」と思います。
平成の30年間を生き抜いたアラフォーですが、人生の半分くらいは携帯電話がなかった時代でしたねとも思います。

スマホは2011年の流行語大賞のトップテンの1つ

スマホ(スマートフォン)が普及した年と言われるのが2011年です。
この年の夏に、携帯電話全体の月間販売台数に占めるスマートフォンの割合が5割を越えて、年末には約8割に達しました。従来型の携帯電話(ガラケー)を選ぶ人が少数派になりました。

 

スマホは2011年の流行語大賞(「現代用語の基礎知識」選 ユーキャン新語・流行語大賞)のトップテンの1つになっています。

2010年代はスマホからインターネットに接続する時代へ

そして、2010年代はスマホなどモバイル端末からのインターネット利用時間が、パソコンからのインターネット利用時間を上回った時代となりました。

出典:令和元年版情報通信白書 第1部 第1章 第1節 デジタル経済史としての平成時代を振り返る|総務省
(そのうち、特に、第1節 1(2)インターネットの登場・普及とコミュニケーションの変化の箇所)

インターネットは1995年の流行語大賞のトップテンの1つ

ちなみに、インターネットという言葉は1995年(平成7年)の流行語大賞のトップテンの1つです。

 

この年、MicrosoftがWindows95を発売し、インターネットが一般に普及する大きな契機になりました。

1990年代後半のインターネットの特徴

当時(1990年代後半)のインターネットの特徴は以下の通りです。(出典:同上

 

・通信環境は電話回線によるダイヤルアップ接続が主流

・通信速度が十分でないことや、従量課金型であったことから、画像等のデータ容量の大きなコンテンツを扱うことは敬遠され、文字情報でのやりとりが一般的

・ダイヤルアップ接続では電話回線の中で、通話で使用するものと同じ帯域を使用

インターネット接続中の通話は行えず、また通話中のインターネット接続も行えない

 

終わりに

文字から動画へ

平成の30年間を生き抜いた者としては、1995年はそんなに遠いことではなくも思われますが、25~26年が経過したのですね。

 

確かに当時は文字情報でのやりとりが一般的でしたが、今は動画へのアクセスがしやすくなりました(費用面でもそうですね)し、動画のデータのやりとりをラインというコミュニケーションアプリで行うこともあります。

PDA、タブレット、スマホ/手での文字入力から音声入力へ

私が介護現場で働いたときの経験では、2000年代半ばにPDA(Personal Data Assistant)と呼ばれた端末で、記録をした思い出があります。通話機能はなかったと思います。
有料老人ホームに勤務していましたが、PDAで別のフロアの記録を確認できたり、事務所のパソコンで内容を確認できたりしました。

 

2010年代半ばにはタブレットで、記録をした思い出があります。タブレットから手で文字入力をしました。
特別養護老人ホームに勤務していましたが、タブレットからネットに自由に接続でき、昭和の歌謡曲などのコンテンツを目の前のお客様と楽しむことができました。
ちょっとした遊びのツールにもなっていましたね。

 

ツールは進化していきますね。
音声入力で記録ができるとは驚きですね。
今、介護現場で働いている人たちが、最新のツールを手にして、どんな工夫をしていくか楽しみです。

 

 

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