シリーズ「介護のプロが語る認知症ケア」第1回 ~認知症ケア推進課の取り組み~

2018/02/28
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今後、認知症高齢者はますます増えると予測されています。その中で、キーワードとなるのが「認知症ケア」。
では、長年介護サービスを提供しているセントケアは、一体どのような認知症ケアを行っているのでしょうか?
それを探るべく、認知症ケア推進課の中村課長代理にインタビューを行いました。全4回に分けてお送りする予定です。
今回は、認知症ケア推進課の取り組みについてご紹介いたします。

 

 

【認知症ケア推進課はどのような取り組みを行っているのですか?】

 

認知症ケア推進課は社内で認知症ケアに関する情報提供や仕組みづくりなど行っている部署です。具体的には次の3つに力を入れています。

 

(セントケア・ホールディング㈱ 認知症ケア推進課の中村さん。穏やかな表情と素敵な笑顔が印象的でした。)

 

1つ目は、認知症ケアに関わる、総合相談支援です。 現場から認知症ケアに関する困りごとや悩みを聞き、共に課題を解決する方法を考えます。また、ご家族様へ向けても相談支援を行っており、今期は認知症相談窓口サイト「ヒトノワ」を立ち上げました。

 

2つ目は、情報収集とケア手法の蓄積です。 社内外から認知症ケアに関する情報や現場での対応事例を集め、発信・共有することで、困ったときの解決に繋げます。また、そのノウハウを地域に向けても発信するため、地域で行う勉強会や説明会などのお手伝いをしています。

 

3つ目は、認知症パートナー(*)の支援と連携です。 認知症パートナーは地域との関わり合いのメインになるため、活動の支援・連携をしながら認知症ケアの質の向上のための動きを共に行っています。

*「認知症パートナー」とは、セントケアグループ内で認知症に関する研修講師や専門的ケア指導・サポートを行うスタッフのことを指し、現在全国に55名在籍しています。

 

長年の介護サービスの中で、認知症の人に向き合ってきた現場スタッフの方々ですが、各地域で蓄積された認知症に対する考え方や多様なケアについて、互いに共有・発信していき、お客様へ届けたい、という思いが強く伝わってきました。
次回のシリーズ「介護のプロが語る認知症ケア」第2回では、中村さんが所属する「認知症ケア推進課」ができたきっかけについてお伝えする予定です。

 

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