認知症の方がいない?!技能実習生とミャンマーの高齢化
2019/08/09
こんにちは、認知症Cafést編集スタッフのmimiです。
ミャンマーからの技能実習生の受け入れ
日本で介護分野での外国人技能実習生の受入が始まりまして、弊社セントケアでもミャンマーからの技能実習生に来て頂くことになっています。
先日、入国後講習機関で受講中の技能実習生にお会いしてきました。とても明るく意欲的な方々に元気を頂くとともに、両国の高齢化状況の違いを感じましたのでツイートします。
ミャンマーと日本の人口ピラミッド
ミャンマーの人口ピラミッド
ミャンマーの人口ピラミッドを見ると・・・
出典:PopulationPyramid.net(ミャンマー)
なんと、2019年時点の高齢化率は6.1%、そして90歳以上は0%!
日本の高齢化率が28.2%なので、その差は歴然です。
日本の人口ピラミッド
ちなみに日本はこれです。
海を越えて学ぶ実習生のチャレンジ精神―認知症の方に初めて接する―
ミャンマー国内では、60歳区切りが一般的だそうで、高齢者というと60代なんですね。
講習機関の先生によると、技能実習生の方々は認知症の方に実際にお会いしたことがないそうで、(動画などで学んできているけれども)受入先の介護施設で初めて接するそうです。
海を越えて、異なる言語・文化の土地で介護を学ぶ実習生のチャレンジ精神・・・本当に頭が下がります。
ミャンマーも今後高齢化が進む
とはいえ、ミャンマーの人口推計では2030年に8.67%、2050年に13.32%と、着々と高齢化が進みます。
今、技能実習生の方々が日本で学んだ介護技術が、高齢化に向かう30年後のミャンマー社会をよりよいものにする礎になるかと思うと、受入させて頂く私たちも身が引き締まる思いを抱くとともに、この上ない幸いです。