“ハーバード流”記憶力を高める生活術ーその名もDANCERSー

2021/04/19
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こんにちは、認知症Cafést編集スタッフのSです。

DESSティニー

リコード法は“DESSティニー”。
何とも魅力的な言い回しと思います。

 

以前の記事(「リコード法はDESSティニー!?―英語の頭文字の意味は?―」)で紹介しましたが、“DESSティニー”のDESSは、アルツハイマー病予防に効果のある方法の組み合わせです。
リコード法の開発者ブレデセン氏の著書(←翻訳本へのリンク)にて主張されています。

DESSは何の頭文字か?

それで、DESSは以下の通りでした。

 

D―diet(食事)
E―exercise(運動)
S―sleep(睡眠)
S―stress reduction(ストレスの軽減)

 

つまり、各方法の英単語での頭文字をつないだものです。
それを“DESSティニー”と呼んでもいるのは、語呂合わせのように、運命という意味の“destiny”を重ね合わせているわけです。
うまく出来ていると思うのですが(笑)、日本人の私からすれば、
英語だから一層興味深く思えるのかもしれません。

続いて“DANCERS”

さて、このように、また、英語の頭文字をつないだ表現に目が止まりました。
それは“DANCERS”。
意味は(dancerの複数形とすれば)踊り子たち!踊り手たち!

 

何ぞやということがですが、ハーバードメディカルスクールのあるブログ記事 “Minding your memory”の中で出てきます。
この記事は、年をとれば、誰しもが経験するもの忘れの経験について書かれています。

 

そして、記憶力を活性化させ、認知症予防にもつながる生活術のセット“DANCERS”として提示しています。

 

“DANCERS”は何の頭文字か?

“DANCERS”が何の頭文字かと言うと…。

 

D-Disease manegement(病気の管理)
A-Activity(運動)
N-Nutrition(栄養)
C-Cognitive Stimulation(認知機能への刺激)
E-Engagement(人とのつながり)
R-Relaxatition(リラックスすること)
S-Sleep(睡眠)

 

こう並べると、内容については取り立てて新しいことはないかもしれませんし、“DESSティニー”食事、運動、睡眠、ストレスの軽減)とも重なっています。

 

この手の記事を読むと、いつもそう思うのですが、ローマは一日にしてならず…(言い過ぎですが笑)。
良いと言われることを地道に積み上げていくという王道しかないと思います。

“DANCERS”についての補足

最後、“DANCERS”について、ハーバードメディカルスクールのそのブログ記事から、補足もしてみます。

D-Disease manegement(病気の管理)

健康的な体重を維持し、たばこは吸わず、血圧、コレステロール、血糖値を適正に保つ。

 

疾病の管理とはありますが、健康的な生活をして予防に努めましょうという内容に聞こえます。

A―Activity(運動)

歩くことや水泳のような有酸素運動は脳の健康に良い。

 

ダンスも脳の健康に良いですね(笑)。“DANCERS”!だけに。

N-Nutrition(栄養)

DASH食、MIND食、地中海食からは、まるごとの果物・野菜、全粒穀物、赤身の肉、脂肪の多い魚、健康的な脂肪が脳に良いと考えられる。

 

マインド食(MIND食)、地中海食は、カフェストではお馴染みですね。英語では果物にも、野菜にも、穀物にも“whole”が付いています。“まるごとの” 果物、野菜、穀物とは、(皮をむかずに)皮ごと食べようとか、(精米ではなく)玄米にしようとかいう意味合いですね。

C-Cognitive Stimulation(認知機能への刺激)

脳を使えば、記憶も維持されやすい。

 

E-Engagement(人とのつながり)

孤独は認知機能の低下をもたらすと多くの研究が示している。

 

R-Relaxation(リラックスすること)

脳は十分な“downtime”を必要としている。リラックスできることをしよう。

 

“downtime”の訳が難しいですけど、雰囲気的には脳もオフを必要としているという意味合いと思います。
リラックスできることの例として、このブログ記事では、運動、ヨガ、瞑想、読書、入浴が挙げられています。

S-Sleep(睡眠)

眠ることで、あなたの脳の中の毒素が一掃される。

 

 

 

健康は一日にしてならず…

健康は一日にしてならず、ですね。
内容はお馴染みのことが多かったかもしれませんが、改めて、日々の生活において意識していこうと思います。

 

 

 

 

 

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